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2004.08.23 箱根の旅:初日 | ||||
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犬井ちゃんの話によると、 旅行から帰ったら 紹介しようと思っていた、 新人さんだという事だったの。 ほんとは出戻りさんなんだんだけどね。 小さな声で呟くのが聞こえたの。 |
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朱桜「へえ? じゃあ、葛葉は今まで、犬井のお袋さんの所にいたのか」 葛葉「そうっす。 母上様のもとで任務に就いていたっす」 暁「任務?」 葛葉「自分は、母上様をお守りする任務に就いていたと思われるっす」 一夏「思われる?」 葛葉「はいっす! 命令は貰ってないっすけど、ずっと母上様を見守れる位置に座らされていたので、たぶんお守りする任務だったと思うっす!」 虎龍「へ〜! 葛葉ちゃん凄いの!」 葛葉「照れるっす〜(頭を掻く)」 | |
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葛葉「でも、その任務を今回、解かれてしまったっす」 暁「なんで?」 葛葉「う〜ん…。 よく分からないっすが……。 最近、母上様は夜、うなされていたっす…。」 一夏「うなされて?」 葛葉「そうなんすよ〜…。 自分が、しっかりきっちり一晩中! 母上様を念入りに見守っていたのに、毎晩のようにうなされるようになってしまって……」 朱桜「それって…(汗)」 葛葉「で、全然役に立てずに、今回、こちらに戻されてしまったんす…(肩を落とし)」 朱桜「あ〜…いやまあそのなんだ………。 …残念だったな(汗)」 | |
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葛葉「たぶんこちらに戻されたのは、新しい任務の為だと思うっす」 一夏「新しい?」 葛葉「はいっす! きっと、今度は皆さんをお守りしろという事だと思うっす!」 朱桜「いやそれはどうだか……(汗) っつか、たぶん任務なんか最初からなかったと思…」 葛葉「だから自分!旅行という危険と隣り合わせの場所へ皆さんが行くにあたり!これはお守りせねばと、荷物に紛れ込んできたっす!!(拳を握り)」 朱桜「…聞いてねーし…(汗)」 | |
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葛葉「そんな訳で、これから宜しくお願いするっす」 |