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交換比較 [すわりっこ脚とSDロング脚]



[13少女ボディ/すわりっこ脚]と[すわりっこボディ/SDロング脚]


ボディの互換の幅が広がったらしいピュアスキン。

スタンダードと13少女サイズは組み替えが可能なようですが、すわりっこボディはちょっとその規格から外れている印象があります。

で、互換性とか実際のところどうなんだろう?と思いまして、脚だけ交換してみました。


※下半身パーツの写真ばかりな上、写真の枚数も多く重たいページになっていますのでご注意下さい。





まずは普通に立った状態。
左の写真はデフォルトの状態です。そして右の写真が脚パーツを組み替えたもの。

自然なラインのデフォルトに比べ、組み替えた脚はスカスカしていたり(13少女/すわりっこ脚)、張り出していたり(すわりっこ/ロング脚)してやっぱりちょっと不格好に見えます。





後ろから見た状態。
前から見た状態よりは不自然さが少ない気もします。






太股の付け根に注目してみると、[13少女/すわりっこ脚]はパーツにかなり隙間が空いているようです。






[すわりっこ/ロング脚]は一見すわりっこデフォルトと似たようなかみ合わせに見えます。
が、ちょっと嵌りきっていないで、ただ下半身パーツが太股パーツの上に乗っているだけのようにも見えます(特に左脚)。





こちらは不格好な写真ですが――。

立った状態で太股を外側に向けて回してみました。
旧スタンダード脚は無加工だとクルクルよく回りましたが、組み替えたらどうなるだろうと思ってやってみたんですが…。
すわりっこデフォルトは左脚はほとんど回りませんが、右脚はちょっと多めに回ります。
それを[13少女/すわりっこ脚]にすると、右脚は旧スタンダード脚のように何処までも回るようになってしまいます。




ただし、すわりっこデフォルトでも右脚が回りやすいパーツがあるようです。
2体同時に購入したののスウィートドリーム。
片方は上の写真のデフォルト状態くらいしか回りませんでしたが、もう片方はかなり回りやすい状態でした。
バラしてみてもテンションゴムの長さ、テンションの強さ共に一緒の状態でしたが太股の付け根の回りやすさに大きな違いが出ていました。

…なにが違うんだろう、と観察してみると、あまり回らないパーツには【VSSD】の刻印が、回りやすいパーツには【VS】の刻印が刻んでありました。
更に下半身パーツが【VS】刻印のもののほうが、太股の受けの部分の削り込みが深く広くなっており、その所為で太股パーツが空回りしやすくなっているように見受けられました。

刻印の差は関係なく、回りやすいパーツが不良なのかとボークスさんに問い合わせをしてボディを送り確認して頂きましたが、戻ってきた回答は『特にパーツに問題はない』との事。
ただ、気になるだろうからという事なのでしょう、ちょうど【VSSD】の方のパーツがあったからと下半身パーツを交換して送り返して下さいました。
交換して頂いた後はどちらも回り具合は同じ状態で、不用意にグルグル回って困るという事が無くなりました。

なので、"脚を交換したから回りやすくなった"と言うのは、「デフォルト状態とは違う状態で組んでいるから」とは完全に言い切れないかもしれません。





ロング脚の方は立った状態で外側に回してみても、デフォルト、組み替えどちらもそんなに大きく回る差は出ないようです。





次は座った状態。

デフォルト(左)はどちらも綺麗な座りポーズです。
が、組み替え(右)は[13少女/すわりっこ脚]は膝頭を付ける事が出来なくなり、[すわりっこ/ロング脚]は足先が左右に開きすぎるようになってしまいます。





ちょっと大きな写真で個別に比較します。

[13少女/すわりっこ脚]は、旧スキンスタンダード脚の開き具合とよく似た感じになります。
また、座らせると上半身がのけぞったような姿勢になり安定も悪いです。




ただ、以前すわりっこボディで検索した時、すわりっこは脚を閉じて座れないと言う記述のあるサイト様を見かけました。
本当に見かけただけですし、写真を見た訳ではないのでどんな感じなのか判りませんが、太股が回りやすいパーツ、あまり回らないパーツが存在するように、膝を閉じて座れないすわりっこボディもあるのではないかと思っています。
うちの"ののスウィートドリーム〜夏の海辺ver.〜"のボディは、膝に関してはどちらも(交換前のVS刻印のパーツの時から)閉じて座らせる事が出来ました。





13少女ボディはデフォルトの状態だと軽い感じに足先をハの字に開いた形で座ります。膝頭は付きません。
それに対して[すわりっこ/ロング脚]は、膝頭が付くようになりますが、極端なほど大きなハの字に開くようになってしまいます。





上のロング脚編の続きです。

[すわりっこ/ロング脚]は[13少女/すわりっこ脚]とは逆で、座らせると前屈みになってしまいます(写真左)。
また、太股と上半身パーツの間に隙間が出来てしまい、軽く浮いた感じになります。

足先を閉じてやれば極端なハの字は普通のハの字まで閉じる事も可能です(写真右)。
ただし、その状態にすると今度は上半身が後ろに仰け反ります。





座った状態では太股パーツと上半身パーツがどうかみ合っているのか見てみました。

デフォルトに比べ、[13少女/すわりっこ脚]は隙間が大きく空いています。
また、下で書いていますが下半身パーツの下(の中心付近)が13少女よりすわりっこボディの方が長めに造られています。
おしりの造形が短い為、結果的に13少女ボディはバランスを崩して後ろに仰け反ってしまうんじゃないかと思っています。





[すわりっこ/ロング脚]はデフォルトと比べ、すわりっこの下半身パーツの下(の中心付近)が長めに造られているので、太股のストッパーのような段差は綺麗に引っかかりますが、太股が極端に斜めに回ってしまいます。

この所為で足先がハの字に開く率が極端になるんだと思います。





これはすわりっこデフォルトの座った状態(おしり側)です。

見ての通り太股のストッパーのような段差がすわりっこ脚にはありません。
その為、13少女(スタンダード)ボディのように太股の上に下半身パーツが乗っているのではなく、太股パーツを下半身パーツが包み込んでいるような座り方になります。






背中合わせに座らせてみました。

デフォルトの状態だとどちらも上半身がまっすぐになった状態で座る事が出来ます。
が、組み替えると上で何度か書いている通り、[13少女/すわりっこ脚]は仰け反り、[すわりっこ/ロング脚]は前屈みになります。

…本当はこの写真に関しては上半身も撮った方が良かったんでしょうけれど、他の写真と同じように撮ってしまいました(汗)
なので、上半身の角度をイメージガイドのように線を引いて表してみました。
下半身だけ見るより実際は傾斜が付いています。





[13少女/すわりっこ脚]ですわりっこをしてみました。

一応すわりっこの形で座らせる事が出来ますが、ゴム穴の位置がずれているため(写真右)結構反発力があります。





まとめ


交換してみた感想としては、すわりっこと13少女での脚の交換はイマイチ。と言った感じでした。

すわりっこボディにSDロング脚を付けるのは、パーツのかみ合わせが窮屈そうな上に、座らせた時の足先の開きが大きすぎて無理がある感じ。

13少女ボディにすわりっこ脚を付けるのは、仰け反ってしまうのが今ひとつなのと、すわりっこの形に座らせるのが、出来ない事はありませんがちょっとパーツに無理をさせている気がして微妙な感じ。

交換した状態でどちらがマシかと言えば、個人的には「13少女/すわりっこ脚」の方でしょうか…。


ただ、どちらも組み合わせる事は可能ですが積極的に交換したいという程ではありませんでした。

安定性が高いピュアスキンボディ。
対応しているパーツのかみ合わせが本当にしっかりしている分、交換すると粗がよく目立つ印象です。



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