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2008.04.30 SD黄変観察:1年総まとめ




黄変観察報告です。

人形趣味を左右されそうなほど黄変に不安をお持ちの方には、この記事の閲覧はお薦め出来ません。



1年を経て



観察を始めて1年経ちました。

興味本位から始めた黄変観察ですが、最初の1ヶ月目でいきなり驚かされたり、その後の変化の少なさに拍子抜けさせられたりと色々ありました。

改めて振り返ってみると、半年くらいで黄変のすすみ具合が落ち着いてしまったように感じます。
観察中は毎回あまり変わらない気がしていましたが、本当に変化が目に見えなくなってしまったのは半年を過ぎた辺りだったのかなと。



屋外の大きな変化に比べて、1年経過したパーツの室内と暗所はジワジワとゆっくりとした変化を見せているような気もします。
が、その差があまりにも微妙すぎて、小さなパーツではしっかりとした確認が見て取れないのが正直なところです。

こちらはもっと時間を掛けた観察が必要なのかもしれません。



…などと言っていますが、1年続けた黄変観察。ひとまずはここで終了とさせて頂こうかと思っています。

大きな変化がないのにこのまま月一で観察を続けていても意味が見いだせないのと、やっぱりちょっと毎月毎月続けていくのはしんどいので。



取り敢えず、黄変観察をしてみて、キャストドールとの付き合い方のちょっとしたヒントは得られたような気がします。

自分が出来る黄変対策はしようとか、でも部屋で眺めている分には屋外放置のパーツの色まで行くのに凄く時間がかかるんだし、気にしすぎる事はないんじゃないだろうかとか、心構えと気持ちの余裕両方が手に入れられたので、ある意味ただ不安になっているよりやってみてよかったんじゃないかとも思います。



私が黄変観察をしたのは、どうなるかを知っておきたい。それだけです。

キャストドールと付き合う上で、最終的にどうなるかを見極めておきたい。
そして、まだその最終段階までは行っていない"今"の人形を素直に楽しみたい。
そんな前向きな結果を得る為に始めてみました。

だから多分この観察記録は、黄変に対して極度に不安を持ってらっしゃる方には向かない、見ない方がいい記録だと思います。

私も黄変は嫌だなぁと思います。
出来れば購入したての、うっすら赤みのある綺麗な状態でずっと手元に置けたらと思います。
でも、物はなんだっていつかは劣化します。
本だって少しずつ紙の色が茶色くなっていきますし、パソコンや家具も使っているうちに傷が付いたり汚れたりしてきます。
キャストドールはその変化がちょっと早いほうだと思います。
でも、例えば人形とは全く関係ありませんが、半年前に買ったシリコン製の小さなパーツよりは変化が遅いです。
このシリコン製のパーツは購入直後は綺麗な乳白色でしたが、今ではもうすっかり黄色くくすんでしまいました。
身の回りにあるいろいろな物は、速度に差はあってもやっぱり劣化していきます。
劣化するんだったら劣化をただ心配するだけより、上手に付き合いながら楽しく遊んでいけたらいいなと思います。



何度も何度も「人形趣味を左右されそうなほど黄変に不安をお持ちの方には、この記事の閲覧は特にお薦め出来ません」って書き続けてきましたが、この観察記録が前向きな一例として見ていただけることを祈っております。


記録を見て下さって本当にありがとうございました。



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