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2006.06.05 SD黄変観察:観察スタート




注意
この記事は完全に個人的な観察の記録です。
観察内容の一部にはかなり極端な方法で実験したものもあります。
ここで出た結果は実験の環境や試し方によって変わる中の一例だと思います。
この結果が全てではありません。
※人形趣味を左右されそうなほど黄変に不安をお持ちの方には、黄変観察の全記事の閲覧はお薦め出来ません。




2006年4月19日 夕方 観察開始



SDは黄変する。と言われます。

その黄変は環境によって変化に違いがある。とも言われているようです。

どんな状態でどんな環境に置くと激しく黄変するんだろう…。
気になったので、ちょうどキャストの破片もあるしと、経過観察をしてみる事にしました。



で、用意したのは下の写真のキャスト片。



大きさも厚みもまるで違う破片ですが、取り敢えず似たようなサイズ、形の物を3つに分けました。

・使用しているキャストは2003年夏に購入した旧スキンSDの破片です。
・半年ほど室内に日光を気にせず飾り、その後暗所に半年ほど飾り、最後は箱に2年ほどしまってあったものを、今回使用するに当たり使いやすいサイズに切り分けました。
・切った時の切断面のレジンキャストの色は、個人的には新品の色味と同じくらい綺麗な色をしているように見えました(最近有償交換したパーツや店頭で購入したパーツと対比した結果)。
なので黄変は表面のみなのかな。と言う印象です。

これを使って以後経過観察していこうと思います。

写真では微妙な色の違いは写らないので、記事を見て下さる方には変化がよく分からないかもしれませんが…。


なお、上のパーツには、削ってある部分、削ってない部分があります。
また、ここのパーツの半分にだけつや消しスプレーを噴いてあります。
つや消しスプレーは、私の環境で実験しているので、Mr.カラーのつや消しではなく、アサヒペイントの水性つや消しスプレーです。

このパーツをそれぞれ違う環境に置く事で、どう変化するか見ていこうと思います。



上の説明ではちょっと分かりづらいと思いますので、それぞれのパーツがどうなっているか、どういう状態で放置するか改めてまとめます。


A.1パーツには4種類の加工をしています。

 1.未削り
 2.削り有り
 3.未削り(つや消しスプレー塗布)
 4.削り有り(つや消しスプレー塗布)

我が家のSDは上の4つの状態が混在しているので、個々のパーツを同じ条件に加工しました。
メイク等は考えず、わりにプレーンなキャスト片で観察を始めます。



B.1パーツに4種類分の加工がされているものを、3種類の状態に分類します。

 1.素の状態
 2.ビニールに密封
 3.布に封入

1.は普通のSDの状態。
2.は、ついこの間(株)ボークス店頭で旧キャストのオプションハンドを買った時、もう随分前に旧キャスト生産は終わっているので、何年か前に作られたものだと思うのに、新品同様の綺麗な色をしていた為。
密封してあると劣化しにくいのかもしれないと考えて。
3.は服を着せた状態を想定して。



C.更に3種類の状態にされた物を1セットとして、3種類の環境に置く事にします。

 1.暗所
 2.室内
 3.屋外

暗所はSDたちを普段保管している場所の物陰に。
黒系の布を張ったスペース。時々開放。

室内は窓からはいる日光と室内の蛍光灯によく晒される場所に。
ただし窓には紫外線カットのフィルムを貼っているので、窓を開けている時以外は外からの紫外線は97%カットされています。

屋外は窓の外。
外に放置するのはどこかへ飛んでいかないかちょっと不安なんですが、南東向き(日の出から正午辺りまで日光が直射する場所)、屋根のひさし有りの環境に置きました。
雨はひさしによって防がれ、たくさん雨が降り注ぐ場所でもないので雨天でも24時間放置にします。



そんな訳で、上の写真のような準備をし、下の写真のようにセットにしてそれぞれに置きました。



3つの環境に置いて、これから1ヶ月置きくらいに黄変の変化を観察していこうと思います。



因みに屋外の設置場所はこんな感じの所です。



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