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2006.06.05 SD黄変観察:1ヶ月後




2006年5月19日 1ヶ月後 観察

放置環境:
屋外=南西向き/ひさし有り/直射日光は午前中心に照射/野ざらし/
屋内=窓にUVカットフィルム(97%カット)/窓から日光/夜は蛍光灯/TV前に配置/
暗所=SDスペース(黒系の布で全面を覆っている状態)/布(カーテン)の開放有り(頻度は10〜50%)/



3ヶ所へのパーツ放置から1ヶ月経ちました。

大した変化はないだろうと高をくくっていたんですが…驚きました。

以下、黄変観察報告です。

なお、人形趣味を左右されそうなほど黄変に不安をお持ちの方には、この記事の閲覧は特にお薦め出来ません。



まず、【素の状態】で放置したパーツ(B-1パターン)。




見た時本当に驚きました。

たった1ヶ月で『屋外』に放置したもののみ、目に見える変化がありました。
写真だとちょっとくすんで見えますが、肉眼で見ると『真っ黄色』と言う言葉がピッタリ当てはまる色味に変色しています。

逆に、『暗所』と『室内』に放置しておいたパーツには変化がないようです。
暗所放置を基準にしてみた場合ではありますが、どちらも同じ色味のままでした。



次に、【ビニールに密封】で放置したパーツ(B-2パターン)。



こちらはどのパーツも変化がありませんでした。

………と言いたいところですが…。



裏返してみるとやはり『屋外』のみ変色しています(実は裏返す前の写真も湾曲した両端は微かに黄変しています)。


放置状態は、下の写真側のパーツを表に向けた状態でして居ました。
前ページの写真を参照すると、



ビニール1枚程度から透けて見えているのが下の写真側のパーツ。
壁に面して更にビニールで何重も遮光?されている裏側が上の写真側のパーツです。



最後は、【布に封入】で放置したパーツ(B-3パターン)。


こちらは表も、


裏も特に変化はありませんでした。



私は専門的な事などは詳しく分かりませんが。

取り敢えず今回の観察で、
《直射日光はかなり急激な黄変を促す》
と言う事が文字通り目に見えて判りました。

それ以外の変化については今後の観察経過によって判るかも知れませんが…今のところはここまでのようです。

ただ、【直射日光】が本当に急激な黄変を促す事は物凄く判りました。
逆に【直射】で無ければ、何かしらの影に在れば随分黄変の影響は防げるようです。

その証拠に、屋外放置時、素の状態で放置していたパーツの、布に接していた部分だけは黄変していませんでした。


このパーツの、


○の部分に一部変色していない部分があるのが見えるでしょうか?
この部分が布に接していて直射日光が当たらなかった部分です。
割と屋内放置パーツと同じような色をしていました。


因みにスプレーや削りの違い、密封等については今のところ特筆した変化は在りませんでした。



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