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2004.05.25 SDの身長を低くする:上半身編(分割ボディ)



○ カスタムの経過 ○


前からずっと思っていた事がありました。

暁は小さい方が可愛い。

と言うか背のちっちゃい子が好きだから暁も小さくあってほしい。と。


そんな訳で身長を低くするべく、暁のボディを削る事にしました。



まず考えたのは、暁の13少女ボディそのもの削る事でした。


が…その場合、もし万が一失敗した時、暁のボディが駄目になる危険もはらんでしました。


そこで、生まれた選択肢は2つでした。


1.失敗の危険はあるけど、目先の金を惜しんで暁のボディを削る。

2.失敗したときのことを考えいっそ金で解決する。



私の選んだのは2でした。



と言う事で、金で解決……つまりオプションボディを別に購入する事にしました。
これなら失敗しても13のののボディを失う事はありません。


狙うのは元からボディがちょっと短い4番ボディです。


理想は「2cm短くなるといい」ですが、もともと4番ボディは1cmほど短いようなので何だったら1cmでもいい。くらいの気持ちでいました。


胸は、13ののボディは貧乳で私は貧乳派なので4番ボディだと巨乳になっちゃうなぁと迷ったんですが…。

4番ボディの胸がふっくら丸みのある綺麗な形なのに気づき、見た目が気に入ったのでそれもいいかと思い直しました。



そんな訳で…。
前置きが長くなりましたがボディも決まり、早速4番ボディを購入してきました。





え?なんか短く見える?

すみません…いつもながら先に写真を撮るのを忘れ、ある程度加工した後で撮った写真です(汗)



早速箱から出してみると意外な事に…いえ、案の定と言うべきなんでしょうがいろいろ発見がありました。






向かって左が4番ボディです。
見ての通り上半身も下半身も5mmずつくらい短いんです。

※注意 上半身のボディはカスタム前に写真を取り忘れたのでイメージ画像になります。



上半身の方だけ短くなっているんだとばかり思いこんでいたので、これには少なからず驚きました。



さて、それでは下半身も含めてパーツを交換しようか…。

そう思ったんですが…。


もともと、以前ボークスの店員さんから13少女ボディはオプションパーツとの互換性がないと聞いていたんです。

何となく嫌な予感がしながら確認すると…。


やっぱり相違点が多々ありました。



まず。

1.下半身の足の受け部分が浅い。


そのままの状態で普通に取り付けようとすると、





この写真のように全くかみ合わず、前面に突き出してしまうんです。



更に。

2.ゴム穴の位置が違う。





向かって右が13少女ボディですがゴム穴が内側に寄っているのに対して、4番ボディは外側に開いているんです。



この状態で一度4番ボディを13少女ボディとすげ替えて組んでみたんですが…。





13ボディと組むとボディと足の穴部分が上記写真の形で外側に広がるように繋がるのに対し、





4番ボディだと上記写真のように内側に閉じるように繋がってしまうんです。


この状態で組まれたボディの足は内側へ内側へ閉じようとするので、立たせようと思ってもまともに立たせる事が出来なくなります。



そんな訳で、上半身だけカスタムしてすげ替える事にしました。


4番ボディの上半身はいくつか13少女ボディの上半身と相違点がありますが、下半身ほど問題はないようです。


※ 4番ボディの相違点
    1.全体的に太い。
    2.腕の受け部分の形が微妙に違う。



上記写真の向かって右が13少女ボディです。
4番ボディの腕の受け部分がほぼ真ん丸なのに対して、13少女ボディは少し上に長い楕円形をしています。

が…組み立ててみた結果、この形の違いはあまり問題になりませんでした。



カスタム開始


カスタムはとにかくひたすら上半身の下部分。つまり下半身と噛み合わせる部分を削るだけです。


ガシガシ削って、





これくらい短くしました。



が、この状態だと内側の縁部分、





この綺麗なお椀状の噛み合わせ部分が無くなってしまいます。


最初はなるべくこんな形になるように削ってみましたが、手動ではこんな風に削れる訳もなく…。

取り敢えず下半身とぴったり噛み合うように、内側を削り広げるだけにとどめました。



ひとまず組み立て


その他ボディラインをなるべく似せるように削った後、ボディを中性洗剤で洗って乾かし組み立ててみました。



ところが…。


いざ組み立ててみると、とてつもない問題点が発生してしまいました。


上の写真のように、ボディの噛み合わせ部分をお椀状に出来なかった所為でしょう。

組み上がった上半身は、両手で渾身の力を込めて動かさないとまともに動かなくなってしまいました。


因みに、お椀状の窪みがあればボディは片手で軽〜く動きます。



再度カスタム


上半身のカスタムが失敗に終わったので、更にカスタムする事にしました。



とにかくお椀状の窪みがあればいいんだ。
削れないならパテで形成すればいいんだ。と考え……。





こんな物を買ってきました。


軽量エポキシパテメンタムです。

これにあとラップがあればパテ盛りが出来ると、以前とあるサイト様で見た事があったので早速買ってきました。



パテ盛り


1.まずボディパーツの上半身の内側…パテを盛る部分を荒い紙ヤスリでざっと荒らします。


2.次に、パテの説明通りに2種類のパテをきっちりしっかり混ぜ合わせます。
  上記写真の『Mr.軽量エポキシパテ』の場合、半分の分量で足りました。


3.パテが混ざったら、丸めて細長く伸ばします。


4.細長くしたパテを、





  上の絵のように縁に沿ってグルリと貼り付けます。
  絵心が無くてすみません(汗)


5.パテを軽く指で押しつけたら…。


6.下半身パーツにラップを被せます。


7.更にラップの上からメンタムを思いっきり塗りたくります。


8.パテを貼り付けた上半身をしっかり持って下半身に重ねます。





9.力を込めてググ〜ッと下半身に上半身を押しつけながら、まず上記画像のオレンジの矢印のように前後に数回動かします。
  重ねて、絵心が無くてすみません(汗)


10.次に同じくグッと押しつけながら、ピンクの矢印のように左右に数回動かします。


11.いったん上半身を取り外します。
  その際ラップがパテに張り付いている事があるので、端からそ〜っと剥がします。
  勢いよく剥がそうとするとラップと一緒にパテが剥がれます(←やった)


12.押し出されてはみ出たパテがあるのでそれを取り除きます。


13.更に上半身の内側奥のパテを軽く持ち上げるような感じで整えつつ、


14.続いてその奥のパテの端をボディに押しつけてしっかりくっつけます。


15.もう一度ラップを被せ、改めてメンタムを塗った下半身に上半身を押しつけ、
前後左右に続き、赤の矢印のようにグルリとボディを斜め下の内側に向かって押しつけるようにして何度か回します。


16.また上半身を取り外します。再びパテが外へ押し出されているのでそれを取り除きます。


17.15〜16の作業を納得するまで繰り返したら、一番最後の作業時は絶対に外側にパテが残らないようにはみ出したパテを綺麗に取り除き、説明書き通り完全硬化を待ちます。


ここまでで下記写真のようになっています。



18.このパテの場合24時間で完全硬化するので、そうしたらパテの表面を紙ヤスリで綺麗に整えます。


パテの表面がなめらかになったら完成。



写真が暗いですが以下のようになりました。





因みに、今回はパテを整えた後、更にもう少しボディが短くなるように加工しました。



結果


パテ盛り終了後、再度組み立ててみたところ、カスタム前の状態ほどは軽くはありませんがほとんど問題なく上半身を片手で動かせるようになりました。


数日後、下半身の噛み合わせ部分を確認しましたが別に擦り傷等付いてはいないようです。





● まとめ ●


1.


元のバランスを壊さないように気をつけながらボディの下部分を短くしたい分だけ削り、内側も削り広げ、外側もバランスを見ながら削る。



2.


エポキシパテ、メンタム、サランラップを用意してパテ盛りをする。


パテ盛り方法参照 ←クリック




完了すると上記写真のようになる。


組み立てて完成。



使用道具

サンドペーパー#120・#240・#1000
スポンジヤスリ#400〜600
セラカンナ
彫刻刀

使用材料

ウェーブエポキシパテ軽量タイプ(Mr.軽量エポキシパテ)
メンタム
サランラップ



メリット

自分好みに胴の長さを短くできる。


デメリット

上半身を動かす時にデフォに比べて少しだけ動きが硬くなる。

胴が短くなると視覚的に太って見える。



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